大学院 進学

社会人から大学院入学する際の入試内容は?

自分のキャリアアップのため修士号を修得したいんだけど、大学院の入試ってどういう試験をするのかな?

このような疑問にお答えしていきます。

こんな人に読んでほしい

  • 大学院入学を検討している方
  • 大学院入試に不安を抱いている方

 

本記事の内容

  • 受験方法は一般入試と社会人入試
  • 社会人入試は経験となぜ大学院へ進むのかがはっきりと伝えられることが重要

 

大学院とは何をするところ?

大学院とは何をすることを目的としているのでしょうか?

学校教育法にて大学院の目的とは下記のようになっています。

 

第九十九条 大学院は、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめ、又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、文化の進展に寄与することを目的とする。

② 大学院のうち、学術の理論及び応用を教授研究し、高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培うことを目的とするものは、専門職大学院とする。

③ 専門職大学院は、文部科学大臣の定めるところにより、その高度の専門性が求められる職業に就いている者、当該職業に関連する事業を行う者その他の関係者の協力を得て、教育課程を編成し、及び実施し、並びに教員の資質の向上を図るものとする。

(昭三六法一六六・平一四法一一八・一部改正、平一九法九六・旧第六十五条繰下、平二九法四一・一部改正)

(引用:学校教育法

簡単に言えば、大学で学んだ知識や理論を応用して学術的な研究を行うこと、また研究成果を社会の役に立てることが目的とされています。

 

大学院の入試の種類

大学院は専攻した分野についての研究することで『修士号』・『博士号』を得ることができ、研究者として、専門的な業務に従事するものとして活躍する学識を身に付けることが出来ます。

そんな大学院に入り、特定の専門分野についてもっと勉強したい、研究者として活躍したいと考えた時、どうやったら入学することができるのか?という疑問が上がります。

入学方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

 

一般入試

主に卒業見込み、また卒業者が受けることができる入試方法です。

一般的に試験内容は以下が多いです。

  • 書類審査
  • 外国語の筆記試験
  • 専門科目の筆記試験
  • 小論文
  • 面接(口頭試問)

受験要件は厳しいですが、実は『学士』を修得していない、高卒の方でも受けることが出来ます。

⋙高卒社会人からでも大学院に入学できる?【大学卒でなくても可能です】

 

推薦入試

優秀な成績を収めた学生が同大学の大学院に進学する際に受けることができます。

別名で内部進学と呼ばれています。

試験内容は大学院によって大きく異なりますが、一般試験から一部免除されることが多いです。

 

AO入試

AO入試は最近では大学院入試でも取り入れられているところがあります。

AO入試とはアドミッションズ・オフィス入試の略で学力や実績ではなく、人間性を重視する入試形態です。

具体的には入学希望者の人物像とアドミッションポリシーと合致しているかで評価をされます。

有名なところだと「早稲田大学大学院 環境・エネルギー研究科」もAO入試を導入しています。

 

社会人入試

一度社会に出た方を対象に実施する入試方法です。

試験内容は大学院ごとによって異なりますが、社会経験を重要視してもらえるため学力・筆記試験が免除されて書類審査と小論文、面接(口頭試問)によって合否を決めます。

 

大学院の社会人入試は何が重視される?

大学院へ入るための入試の種類を紹介しましたが、この中で社経験があるの方が受けることができるのは『一般入試』と『社会人入試』の2種類です。

社会人入試を採用している大学院では基本的に学力試験は免除されることが多いですが、書類審査と書類審査は変わりがありません。

その試験の中でで入学者に求められていることはなにか?

それはなぜ働いてから大学院へ行きたいという熱意を伝えることです。

 

書類審査

書類審査には主に履歴書の他に、研究計画書というものがあります。

大学院に入って何をどのように研究するのかという計画を書くものです。

内容は以下のことを示さなければなりません。

  • 研究のタイトル
  • 研究の目的
  • 研究の背景
  • 研究方法
  • 研究から予想される結果
  • 研究の特徴

その中で「私は修士課程にてこのような問題のためにこのような研究をしたい。そのためにはこの大学院へ入って~研究室に入る必要がある。」ということ必要性と熱意を示さなければいけません。

それをはっきり示せるよう研究計画書が十分なものになるよう書き方を学び、内容を吟味できるようしておきましょう。

書籍や大学院入試の研究計画書の書き方を教えてくれるサービスもあるので活用するのも検討しましょう。

 

面接

面接も書類審査と同様です。

なぜこの大学院でこのような研究がしたいのかを示さなければいけません

研究計画書の内容で示したのと同様に「研究に対する姿勢」と「論理的な思考」をはっきりと述べられるようにし、その上で社会人からこの大学院に進みたいのかという熱意を示せることが重要です。

 

まとめ

今回は社会人からの大学院入試についてでしたがいかがでしたか?

社会経験を通じてもっと専門分野に精通したい、キャリアを上げたいなど進み理由はあるとおもいますが、それを叶えるためには何故いまになって学び直したいのかという目的と熱意が明確に伝えることが必要です。

この記事が皆さんの挑戦の助けになれれば幸いです。

 

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